· 

絵本専門士の資格と仕事

絵本専門士の資格と仕事

絵本専門士は 2014 年度に導入された比較的新しい資格です。現在は約 280 名の専門講師が仕事依頼(保育現場以外でも)を受けて活躍されているようです。実際に個人でイベント出演したりする方や講演する方もおりますが、公認団体を経由してお仕事依頼を受けるパターンもあるようです。 (実は人気の資格で受験する為の申し込み倍率が 15 倍超という状況です。) 

絵本専門士とは、保育現場以外でも専門講師として様々な場所で活躍できる講師のこと。

 

ゲームやスマホの普及により見直されている「読む力」

ゲームやスマホなどの普及により、子どもたちの間では「読む」という習慣が薄れている中、読書は、言語力、感性、文脈理解力、物事の理解力を驚くほど発達させ、豊かな人格形成をもたらすものとして注目されているようです。保育現場では主に「読み聞かせ」がメインになることがありますが、最近では小学生や大人の世界でも絵本が注目されてきているそうです。

 

そういえば、絵本の読み聞かせには明確なルールがない

保育園では乳児クラスを中心に保育現場では定番となっている絵本読み聞かせ。最近では子育て支援の一環として、地域の子育て支援施設や図書館などでもイベントを多く開催しており、一般の子育て世代からも大変注目されているといってもよいと思います。

 

そんな絵本読み聞かせですが、明確なルールってないですよね。だから同じ絵本でも読む保育士によって印象が大きく異なるから面白いという考えもあると思います。そんな多くの魅力を持った絵本について、理論的な意味で「なぜ絵本が魅力的か」「読み方によってどのように印象が変わるか」という学びの機会と提供の機会を作ったのが絵本専門士という資格です。

 

民間資格なのに受験資格が定められている・・・保育士は OK!?

実は絵本専門士は誰でも受けられるのではなく、一定の条件を設けています。これは「絵本専門士」がそれだけ意味を持った価値のある資格であることを証明する為です。 

◆ 受験資格

 

●子供や絵本に関連する資格を有する者 

  1. 司書、司書補の資格を有する者
  2. 保育士の資格を有する者
  3. 幼稚園教諭の資格を有する者
  4. 小学校教諭の資格を有する者 

 

●絵本に関わる実務・活動が原則として 3 年以上の経験を有する者 

 

「図書館職員」「保育士」「幼稚園教諭」「小学校教諭」 「福祉施設職員」「絵本や児童文化の出版・販売・編集経験者」 「絵本の読み語り活動やワークショップの経験を有する者」

 

 

●絵本学や児童文学、美術について研究実績を有する者 

 

上述の絵本専門士の受験資格に保育士・幼稚園教諭は明記されており、それだけ保育士が絵本に携わる仕事であると認識されているということです。

 

絵本専門士は、保育士資格をもっていると受験資格がある。それだけ保育は、絵本に関わる仕事であると認められている証拠。

 

学生向けに学校で学べる「認定絵本士養成講座」

大学や短大等の授業の中で学ぶことができる「認定絵本士養成制度」が 2019 年度から始まりま した。これはまだ数の少ない絵本専門士を増やす目的と共に、若者が絵本に興味をもち、積極的 に活動に参加できるようにというねらいがあるようです。 認定後は、実践経験を積み、資質、能力がふさわしいと本委員会から認められることにより、絵本 の専門家である「絵本専門士」と認められる流れになります。

 

合格率ではなく・・・受講する為の倍率が 15 倍超え!?

第 7 期絵本専門士養成講座の発表によると定員 70 名に対して 1,100 名以上の申し込みがあっ たようです。その為申し込み時に提出する「エントリーシート」をもとに選考が行われ、その結果 選考を通過した方のみが受講資格を得ることになります。特に筆記試験や面接試験があるわけで はなくこのエントリーシートで選考が行われます。受講料はについては選考を通過して実際に受ける方のみが支払うので申し込みの段階でお金はかかりません。 

 

 

保育士採用試験や面接で活かすことは出来るのか

結論から言うと「明確に加点される」ということはありません。しかし、保育士採用面接のアピールには繋がる可能性は高いです。保有資格の所に明記できるので、保育園側から質問をされることもありますし、自己PRの際にも取得理由を伝えることで、積極的な姿勢を見せることも出来ます。

 

絵本読み聞かせに答えがないから広がる可能性

このように、絵本に特化した認定資格が出来上がった背景には、それだけ絵本と読み聞かせに需要と魅力があるからだと思います。実際に絵本専門士を認定している「国立青少年教育振興機構」以外にも読み聞かせを目的とした「(社)JAPAN 絵本よみきかせ協会」「出版文化産 業振興財団」といった団体も存在しております。また保育士にとって有名な読み聞かせのプロとして「聞かせやけいたろう」さんなども活躍も近年目立っているというのも、近年の絵本や読み聞か せに対する注目度が関係しているのではないでしょうか。 

 

このゆび保育では、このような保育現場に特化した情報発信を行っていきます。また、保育業界の専門知識を豊富に持ち合わせたコンサルタントが、あなたの就職・転職をサポートします。

 

保育のことや働き方、また転職相談などお気軽にご質問くださいね。


このゆび保育 保育転職プログラム

このゆび保育の保育転職プログラムは、丁寧な面談を受けられることと、保育体験ができることです。

 

このゆび保育の保育転職プログラムの特徴2つ!

  • 丁寧な面談にて“保育士としてのありたい姿”を明確化
  • 保育体験により体感に基づいた園選びができる

完全無料で、一人ひとりに寄り添い、転職を成功させるためにサポートします。


保育記事作成:このゆび保育 編集委員