保育士の3歳児配置加算とは
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3歳児配置加算という言葉はご存知でしょうか。これは現行の保育士配置基準において3歳児に対する保育士の配置を手厚くすることを目的とした対応のことです。では実際にこの3歳児配置加算とは具体的にどのようなものなのか解説していきます。
現行の3歳児クラスの保育士配置と3歳児配置加算の基準とは
まず保育士配置基準というものを改めて説明すると・・・保育士1人に対し、何歳児クラスの子どもを何人まで保育できるかという基準です。児童福祉法で定められている各年齢別の配置基準は以下の通りになっています。
- 0歳…保育士1人に対し子ども3人
- 1歳…保育士1人に対し子ども6人
- 2歳…保育士1人に対し子ども6人
- 3歳…保育士1人に対し子ども20人
- 4歳…保育士1人に対し子ども30人
- 5歳…保育士1人に対し子ども30人
この3歳児に対して、児童福祉法では1:20というのが基準になっていますが、この部分についてより手厚い保育環境を整えることを目的に1:15を基準としての保育士配置の考え方が「3歳児配置加算の基本」となります。
3歳児配置加算の具体的な施策とは
我が国において現行の法律を変えることは簡単ではありません。そこで保育園の運営管理費の基本となる“公定価格”に対して上乗せをする形で保育園に追加の運営費を支払う仕組みです。当然、保育士を手厚くするわけですから、人件費の高騰が懸念されるかもしれませんが、その分を十分補う金額で、保育体制も充実させるわけですから保育園側も積極的に動くことが出来るわけです。
<児童福祉法における保育士配置基準>
3歳…保育士1人に対し子ども20人
<3歳児配置加算の配置基準>
3歳…保育士1人に対し子ども15人
実際に東京23区などではこれを基準としている自治体も
国の保育士配置基準は1対20であっても、独自に3歳児保育士配置加算を必須としている自治体もあります。それだけ今は保育士の業務負担ならびに子どもに対して手厚い保育を実施する流れになってきています。しかし都市部において全ての保育園で3歳児クラスが1対15に切り替えると更に保育士不足が懸念されるのではないかという意見もありますが。現実的にはそこまで大きな影響は起きないでしょう。むしろ保育業界においてはこの流れで児童福祉法の改正による保育士配置基準の見直しでより子どもたちに手厚く保育士の負担が少なくなることを望んでいるというのが現状です。
※全ての保育士、保育園経営者がこれを望んでいるわけではありません。
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保育記事作成:このゆび保育 編集委員
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