保育士の求人票 6つのチェックポイント
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保育園の求人票は園ごとに様々です。その中でも給料面については月額の総額が書かれていますが、その内訳がわからないので、実際の年収がいくらになるのかわからないことが多いです。
一般業界とは違って、保育士だからこそ意識してみていかないといけないポイントも何点かありますので“このゆび保育”で活用している求人票をもとに解説していきます。
「このゆび保育」での求人票



◆目次
1.給料は月額ではなく、年収で計算
2.給与加算分の補助金とは
3.経験給加算と、昇給額
4.年間休日
5.求人票に書かれてない部分もCheck!
6.職員配置まで確認できるとGood!
給料は月額ではなく年収
保育士の給料は基本給ではなく役職手当で昇給することが多いです。ボーナスも高めに設定されています。その為、月額給料はA保育園の方が15,000円も高いのに、年収で計算するとB保育園の方が100,000円以上高かったというパターンもあります。
給与加算分の補助金
最近は「処遇改善費加算I,II」などの国からの保育士に対する補助金や「東京都キャリアアップ補助金」「松戶手当」など働いている地域から保育士に給料が上乗せされる補助金もあります。
この金額については法人によって対応は様々です。一律に分配している所もあれば経験によって割合を変えているところもありますので、この金額は年収とは別に考えておきます。
(制度が変われば金額も変動する為。制度が終われば0円になることも)
経験給加算と昇給額
求人票の月額給料は新卒1年目に設定されていることが多いです。全ての保育園が該当するわけではありませんが、多くの保育園が転職組には経験給加算を付けています。また昇給額も役職や年齢によって大きく変わります。ここは保育園内でそれぞれ規定がありますので、可能であれば保育園説明の時に聞いてみても OK ですが、求人会社を使う場合にはこのあたりも相談して聞いてもらうのもありです。
その場合「保育士経験が5年ある方は〇〇円加算」「リーダーや主任になると〇〇円の手当加算」「そこで 5 年働くと想定〇〇〇万円」といった感じで伝えられるかもしれません。
年間休日
保育園の年間休日って意外と差があるのをご存知ですか??
多い所で120〜126日。少ない所で96日〜105日。もしこの年間休日が20日も差があれば年収で約25万円近くも差が出ることになります。(時給1,600円とした場合で計算)
また新卒世代と比べて子育て世代の保育士は結婚や育児を理由にプライベートをより重視する方も多くなりますので、休日日数は意外と重要なポイントです。土曜日の振休で平日が休みの時など特別な感じがして嬉しくなりませんか??

求人票に書かれていない部分もCheck!!
これでも求人票だけで保育園のことを理解するのは難しいですよね。その為、最近は保育園ごとにパンフレットを作成したりしていますが、ここは実際に見学をしてその場で気になることを聞いてみるのが一番です。それでも待機児童地域は保育園の求人がありすぎて見学先を絞るのも大変です。その為、このゆび保育ではその他項目で保育園の特徴を保育士目線で記入するようにしています。
本当は職員配置まで理解できると嬉しいが...
実は保育園において給料などと同じくらい重要なのが「職員配置」です。これが配置基準ギリギリの場合と多く保育士が働いている場合では職員一人あたりの仕事量や子どもへの配慮など変わってきます。当然保育士の人数が多ければ給料は低め傾向にもなります。しかしこの項目は求人票では判断できません。なぜならばハローワークなどの職員数では「保育士資格者の割合」や「正職員とパート職員の割合」がわからないからです。その為にも実際に保育園で見学に行った際に自分の目でみたり質問したり、求人会社に相談などが必要になります。
つまり、、、
保育士の求人は「給料面」だけで判断は出来ない
給料面など基本的な求人票の見方を前半に。後半では保育士ならではのポイントを解説しました。保育士という仕事は人によって優先する項目がそれぞれ異なるので給料面だけで判断は出来ません。また近年は保育士の就業環境を重視することで職員定着を最優先に考える保育園も多くなっています。より具体的な希望条件等がある時には直接保育園や保育士求人会社に相談してみてもよいかと思います。
「このゆび保育」では、保育士が総合的に保育園をみられるように、保育士視点での独自項目を追加した求人票を用意しております。ご興味ある方は、お問い合わせ下さい。
取材協力:こばやしだいすけ さん
保育記事作成:このゆび保育 編集委員
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